ChatGPTアプリ:ブラウザ版との違いと選び方
ChatGPTアプリはスマホやパソコンに入れる専用の画面です。ブラウザ版との違い、仕事での使い分け、インストール前に確認したい点をまとめます。
ChatGPTアプリは、スマートフォンやパソコンに別途インストールする専用の画面のことです。ブラウザでchatgpt.comを開いて使う方法と、できることの大部分は同じですが、通知やカメラ、音声での会話といった、スマホの機能を使う場面ではアプリのほうが使いやすくなります。アプリの画面やボタンの位置は更新でよく変わるため、最新の操作は実際の画面で確認してください。
正直に言うと、アプリをインストールしても回答の正確さは変わりません。アプリが変えるのは入り口の使いやすさだけで、出てきた答えを確認する手順は、アプリでもブラウザでも同じだけ必要です。
アプリとブラウザ版、どちらが向くか
- 移動中に写真を撮ってすぐ質問したい:アプリのカメラ機能が使える分、スマホアプリのほうが早い。
- 会社のパソコンで、個人のアプリをインストールできない:ブラウザ版なら追加のインストールなしに使える。
- 複数のアカウントや仕事用・個人用を画面で切り替えたい:ブラウザ版なら別タブやブラウザのプロファイルで分けやすい。
- 通知が来たらすぐ返信したい、声で会話したい:スマホアプリのほうが通知と音声の扱いに向いている。
向かないのは、会社の情報システム部門が許可していない端末やアカウントで、業務の機密情報を含む内容をやり取りする使い方です。入力した内容がどのように扱われるかは、ChatGPTのデータコントロール設定で確認できます。
始める前に確認する3つのこと
- 会社の端末に個人のアプリを入れてよいか、情報システム部門のルールを先に確認する。
- スマホアプリとブラウザ版で、同じアカウントにログインすれば会話の履歴は共有される。別アカウントで始めると履歴は別々になる。
- 無料プランと有料プランで使える機能に差がある点は、アプリでもブラウザでも同じ。プランの違いは別の記事で扱う内容なので、ここでは機能の使い分けだけに絞る。
最初から最後までの例
取引先から受け取った紙の資料を、移動中に確認したい場面を考えます。不十分な使い方:ブラウザ版しか使ったことがないため、資料を一度自分でパソコンに取り込み、スキャンしてから質問する。手間がかかり、移動中にはできません。
十分な使い方:スマホのChatGPTアプリでカメラを起動し、資料を撮影してそのまま質問に添える。「この資料の中で、今週までに対応が必要な項目だけを挙げて」のように、確認したい範囲を具体的に指示する。出てきた回答は、資料の原文と自分で見比べてから次の行動に移る。
アプリは入力の手間を減らしますが、出てきた答えが正しいかどうかまでは減らしてくれません。確認する人は、アプリを使っていても変わらず自分です。
ツールの制約
アプリのオフライン機能は限られています。過去の会話を読み返すことはできても、新しく質問して回答を得るには、アプリもブラウザ版と同じようにインターネット接続が必要です。また、会社が管理するパソコンでは、情報システム部門の設定によってアプリのインストール自体が制限されている場合があります。
職場での広がりと確認の必要性
生成AIを仕事でどれだけ使っているかは、総務省の情報通信白書が毎年の調査でまとめています。こうした確認作業を含めてAIを使いこなす力に賃金面の価値があることは、PwC AI Jobs Barometerが報告しています。AIモデル全体の進歩のペースはStanford AI Indexが毎年追跡していますが、入力の手段がアプリでもブラウザでも、答えを確認する手順の必要性は変わりません。OECDのAIガイドラインも、この確認を利用者の責任として位置づけています。
月曜日に試すこと
- 自分の端末で、アプリとブラウザ版のどちらを使っているか確認する。
- 会社の端末については、アプリをインストールしてよいか情報システム部門に確認する。
- 移動中によく使う作業を一つ選び、スマホアプリのカメラや音声の機能を一度試す。
- 出てきた回答を、元の資料や自分の知識と見比べる習慣を、アプリでもブラウザでも変えずに続ける。
日本語での基本的な使い方全般はChatGPTの使い方(日本語)にまとめています。ブラウザ版だけで使う場合に知っておきたい点はChatGPTブラウザで扱っています。文章以外にファイルの読み込みや画像生成まで含めて何ができるかはChatGPTでできること、声で指示を出す場合の確認手順はChatGPT音声入力で扱っています。モデル名が更新で変わる点はChatGPTアップデートにまとめています。
こうした確認の習慣をスマホの短いレッスンで練習できるのがCoursiumです。AIの一歩先へ、詳しくはCoursiumについて。