ChatGPTブラウザ版:インストールなしで使う手順と注意点
ChatGPTはブラウザだけでも使えます。インストールが禁止された端末での使い方、拡張機能の注意点、アプリとの違いをまとめます。
ChatGPTは、専用アプリを入れなくてもブラウザから直接使えます。chatgpt.comを開いてログインするだけで、スマホアプリやパソコン用アプリとほぼ同じ機能が使えます。会社のパソコンにソフトを追加でインストールできない場合でも、ブラウザ版ならその制約を受けません。
正直に言うと、ブラウザで使っても回答の正確さは変わりません。ブラウザ版が変えるのは利用の始めやすさだけで、出てきた答えを確認する手順は、アプリでもブラウザでも同じだけ必要です。
ブラウザ版が向く場面
- 会社の情報システム部門が、個人のアプリのインストールを許可していない端末を使っている。
- 共有パソコンや出張先の端末など、自分の端末ではない場所で一時的に使いたい。
- 複数のブラウザタブで、別の作業と並べて見比べながら使いたい。
- 仕事用と個人用のアカウントを、ブラウザのプロファイルやシークレットウィンドウで分けて使いたい。
向かないのは、共有パソコンでログアウトを忘れ、次に使う人に会話の履歴や入力内容が見える状態を残してしまう使い方です。共有端末では、使い終わったら必ずログアウトし、可能であればシークレットウィンドウを使ってください。入力した内容の扱いはChatGPTのデータコントロール設定で確認できます。
ブラウザ版だけで足りる場面がほとんど
ChatGPTを便利にすると称するブラウザの拡張機能も多く出回っていますが、公式のブラウザ版だけで日常の作業の大部分はこなせます。拡張機能を入れるかどうかで迷ったら、まず拡張機能なしで試してください。拡張機能が求める権限の確認手順はChatGPT拡張機能で別にまとめています。
最初から最後までの例
出張先のホテルの共有パソコンで、急いでメールの下書きを確認したい場面を考えます。不十分な使い方:公式サイトではない「ChatGPT」と名乗る別のページにログイン情報を入力してしまう。結果:提供元が不明なページに、アカウント情報を渡すことになります。
十分な使い方:ブラウザのアドレス欄にchatgpt.comと直接入力してアクセスし、シークレットウィンドウでログインする。作業が終わったら、その場でログアウトしてウィンドウを閉じる。共有端末では、この一手順を省かないことが、アプリを入れる場合よりもむしろ重要です。
ブラウザ版はインストールの手間を減らしますが、ログインしたままの画面を人に見られる危険までは減らしてくれません。共有端末での後始末は、便利さと引き換えに必要な手順です。
ツールの制約
ブラウザ版には、スマホアプリのカメラ機能や、プッシュ通知のような機能はありません。資料を撮影してすぐ質問したい場面では、ChatGPTアプリのほうが向いています。また、ブラウザのタブを閉じると会話は保存されたまま残りますが、通知で新着を知ることはできません。
職場での広がりと確認の必要性
生成AIを仕事でどれだけ使っているかは、総務省の情報通信白書が毎年の調査でまとめています。こうした確認作業を含めてAIを使いこなす力に賃金面の価値があることは、PwC AI Jobs Barometerが報告しています。AIモデル全体の進歩のペースはStanford AI Indexが毎年追跡していますが、入力の手段が変わっても、答えを確認する手順の必要性は変わりません。OECDのAIガイドラインも、この確認を利用者の責任として位置づけています。
月曜日に試すこと
- 会社のパソコンでアプリが使えるか分からない場合は、まずブラウザ版chatgpt.comで試す。
- 共有端末で使う場合は、シークレットウィンドウとログアウトを忘れない。
- 拡張機能を追加する前に、提供元と権限の範囲を確認する。
- 出てきた回答を、元の資料や自分の知識と見比べる習慣を、ブラウザでもアプリでも変えずに続ける。
スマホアプリとの使い分けはChatGPTアプリで詳しく扱っています。日本語での基本的な使い方全般はChatGPTの使い方(日本語)、文章以外にファイルの読み込みや画像生成まで含めて何ができるかはChatGPTでできることで扱っています。モデル名が更新で変わる点はChatGPTアップデートにまとめています。ブラウザの拡張機能を入れる場合の権限確認はChatGPT拡張機能で扱っています。
こうした確認の習慣をスマホの短いレッスンで練習できるのがCoursiumです。AIの一歩先へ、詳しくはCoursiumについて。