ブログ · 2026年9月15日 · 7 分で読めます

ChatGPT面白い使い方:質問するだけでなく、仕事にも役立つ4つの方法

ChatGPT面白い使い方として、質問に答えさせる以外の4つの方法を紹介します。難しい会話の練習相手にする使い方を中心に、頼み方と確認のコツをまとめます。

役柄を伝える。状況を具体化。本番前に確認。

「ChatGPT 面白い使い方」で検索する人の多くは、単純な質問と回答以外の使い道を探しています。奇抜な小ネタよりも、実際に仕事や生活で役立つ、あまり知られていない使い方のほうが結局は長く使い続けられます。ここでは、そのなかでも特に実用性が高い4つの方法をまとめます。

質問に答えさせる以外の4つの使い方

  • 難しい会話の練習相手にする:上司への相談、クレーム対応、面接など、本番前にロールプレイで一度試せます。
  • 専門用語や契約書を平易な言葉に言い換えてもらう:法律用語や業界用語の文章を、自分の言葉で説明し直してもらいます。
  • 決定前に複数の案を出させて比較する:1つの答えではなく、あえて異なる方向性の案を3つ出してもらい、長所と短所を並べます。
  • 荒いメモを構造化した議事録に整える:会議中に取った箇条書きのメモを、決定事項・保留事項・次のアクションに整理し直してもらいます。

このなかで特に見落とされがちなのが、ロールプレイでの練習です。ChatGPTに役柄を演じてもらい、実際の会話に近いやり取りを繰り返せます。難しいのは、演じさせ方によって練習の質が大きく変わる点です。

精度を上げる頼み方

  1. ChatGPTに演じてもらう相手の役柄と態度を具体的に伝えます。「厳しめの上司」ではなく、「予算に慎重で、根拠のない要望には即座に反論する上司」のように。
  2. 自分が置かれている実際の状況を伝えます。「昇給を相談したい」ではなく、金額・時期・これまでの実績を含めて伝えます。
  3. 一度に長いやり取りをまとめて頼むのではなく、1つの発言ごとにやり取りを区切ります。相手の反応を見てから、自分の次の一言を考えられます。
  4. 練習が終わったら、その会話のどこが弱かったかをChatGPT自身に振り返らせます。ただし、この振り返りも鵜呑みにせず、実際に近い立場の人にも見てもらいます。

具体例:最初から最後まで

昇給の相談を上司に切り出す練習を例にします。弱い頼み方は「上司役をやって、昇給について話し合おう」とだけ頼む方法です。ChatGPTはどんな会話でも成立するような、当たり障りのない上司を演じてしまい、本番の緊張感がある練習にはなりません。

うまくいく頼み方は、状況を具体的に伝えることです。「あなたは中小の製造業の営業部長です。部下である私が、昇給を切り出そうとしています。私はこの1年で新規契約を3件獲得し、売上に貢献しましたが、会社全体の業績はやや厳しい状況です。あなたは根拠のない要望には慎重ですが、具体的な実績には耳を傾けます。まず私の第一声を待って、それに対して上司として自然に反応してください。」ここまで具体的に伝えると、実際の緊張感に近いやり取りが返ってきます。

このとき気をつけたいのは、ChatGPTは本物の上司より好意的に反応しやすい傾向がある点です。練習の終わりに「もっと厳しく反論して」と頼み、厳しい反応にも慣れておくと、本番でのギャップが小さくなります。

なぜ「それらしい」練習がそれでも本番の代わりにならないのか

ChatGPTのようなモデルは、会話の相手に同意しやすい方向に反応する傾向があると指摘されています。練習では都合よく譲歩してくれても、実際の上司や取引先が同じように反応するとは限りません。もっともらしい応答と、実際に起こりうる応答との差がどれだけ縮まっているかは、Stanford HAIのAI Indexが毎年追跡していますが、この差は完全にはなくなりません。

OECDのAI原則は、AIが出した結果を人が確認する責任を明記しています。ロールプレイの練習であれば、本番の前に信頼できる同僚や友人にも一度見てもらうことが、その「確認」にあたります。こうしたツールが職場でどれだけ広がっているかは総務省の情報通信白書が、どの業務が実際に向いているかはIPA(情報処理推進機構)が継続的に調査しています。

PwC AI Jobs Barometerは、こうしたツールを使いこなせる人材に明確な賃金プレミアムがあると報告しています。これは奇抜な使い方を知っていることではなく、状況を具体的に伝え、出てきた答えをそのまま使わずに確認する力に対する評価です。

月曜日に試すこと

  1. 近いうちに実際に控えている、少し気が重い会話を1つ選びます。
  2. 相手の役柄と自分の状況を、できるだけ具体的にChatGPTに伝えます。
  3. 一言ずつやり取りを区切りながら練習し、途中で「もっと厳しく」と反応の幅を広げてもらいます。
  4. 練習後の振り返りを鵜呑みにせず、実際に近い立場の人にも一度見てもらいます。

状況を具体的に伝えるというこの原則は、日本語での頼み方全般としてChatGPTの使い方(日本語)でも詳しく扱っています。文章ではなく表やExcelの集計を頼みたい場合はChatGPT Excel活用法を参照してください。AIが得意な作業と、人の確認が欠かせない作業の境目はAIでできることで整理しており、出てきた文章の確認をAIチェッカーだけに任せきりにできない理由はAIチェッカーとはで扱っています。

出力を鵜呑みにしないという同じ原則は、AIの使い方でも詳しく扱っています。

こうした「具体的に頼む」「出力を鵜呑みにせず確認する」という2つの力は、Coursiumがスマホの短いレッスンで練習できるようにしています。AIの一歩先へ、実際の仕事に近い練習から始めてみてください。詳しくはCoursiumについて

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